Vincent(星のふる夜)   

2016年 05月 07日

ラ・フォル・ジュルネ最後の日はVOCES8のコンサートへ。
日比谷野音へ行くのは30年ぶりぐらいでしょうか。
初夏の夕暮れ時、野外ステージから響き渡る美しいアカペラの歌声に魅了されました。
観客を巻き込んでの楽しい演出もあって、とてもよかったです。

なかでも特に感動した曲があったのでご紹介します。
曲紹介では「ゴッホをテーマに作られた曲」とだけでしたが
ところどころ分かる英語の歌詞と、優しいメロディに引き込まれました。

Don McLean の 『Vincent (Starry, Starry Night)』 

ドン・マクリーンがゴッホの伝記に感銘を受けて作ったという1972年発表の曲です。

歌いだしの”Starry,Starry Night” というのはゴッホが1889年に精神病院で療養中に

描いた「星月夜」という絵からインスピレーションを受けたとのことです。

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星の降る夜 パレットを青と灰色に塗って
私の魂の中の闇を知る目で夏の日を眺める
丘にかかる陰 木々やスイセンの花をスケッチして
とらえるのはそよ風に冬の寒さ
敷き詰められた雪の世界の色に

あなたが私に何を言いたかったのか、今はわかる
あなたは正気さを求めて、いかに苦しんだことか
そして彼らを解き放とうといかに努力したか
彼らは耳を傾けようとはしない そのやり方も知らなかった
でも、今にきっと聞いてくれるだろう

星の降る夜 まぶしく光る花が燃え
スミレ色のもやの中で雲が渦巻き
ヴィンセントのチャイナブルーの瞳に映る
移りゆく色合い 朝の黄金色の畑
風雨にさらされ苦痛で縁取られた顔
それらが芸術家の愛に満ちた手が癒やしていく

あなたが私に何を言いたかったのか、今はわかる
あなたは正気さを求めて、いかに苦しんだことか
そして彼らを自由にしようといかに努力したか
彼らは耳を傾けようとはしない そのやり方も知らなかった
でも、今にきっと聞いてくれるだろう

彼らはあなたを愛せなかったけど、あなたの愛は本物だった
そして希望がすべて消え去ったあの星の降る夜
あなたは自分の命をきめた それは恋人達がよく選ぶ道
でも私はあなたにこう言いたい、ヴィンセント
この世界はあなたみたいな美しい人向きではないのだよ

星の降る夜 からっぽのホールの肖像画たち
名もない壁にかけられた枠のない顔
瞳は世界を見つめ記憶をとどめる
まるでどこかであった異邦人のよう
ぼろを着たぼろの男
血色のバラの銀の刺が
まっさらの雪の上で崩れている

今ならあなたが私に言おうとしていたことがわかると思う
あなたが正気さを求めて、いかに苦しんだか
そして彼らを自由にしようといかに努力したか
彼らはあなたに耳を傾けようとしなかった
今でも聞こうとしないし、多分、これからも永遠に


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by maya653 | 2016-05-07 08:30 | 音楽 | Comments(2)

Commented by うみ at 2016-05-07 11:05 x
以前、宮本輝の『田園発、港行き自転車』(上下巻、超長!)を読んでいたら、この『星月夜』が出てきました。
この絵を元に歌も作られてたんですね。
ゴッホがそんな状況で描いたとは知りませんでした(って言うか、絵はからっきしわかりません(笑))。

Commented by maya653 at 2016-05-07 15:53
★うみさん
宮本輝の小説に出て来たんですか~
私も絵はからっきし分かりませんが、ゴッホの絵は好きで
昔ひまわり(もちろんレプリカ)を飾っていたことがあります。
ゴッホの耳きり事件は有名ですよね。
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